昨年末に見積もりと依頼して、
今年に入って帰ってきたC60トランスミッションO/H(オーバーホール: 全分解)について書いてみようかなと。
*注釈
これはDIYでこういう作業したよ!みたいな内容ではありません。
ボクの場合はこうだったよ!みたいなので読んでもらえると幸いです。
○ことの始まり
去年の9月終わりごろ、もう気温も涼しくなってきたし、
いつもお世話になってるTSタカタサーキットへ友人とコソ練に行った帰り。
クラッチ繋ぐと3速がスポーンと外れる症状が発生しました。
3速自体にはスッと入るし異音も聞こえない。
2⇔3の操作が顕著で、こりゃミッション開けなきゃな…とボンヤリ考えてました。
1速に入れてわざとクラッチを荒く扱う→余裕でエンスト
3速だとクラッチが繋がった瞬間にシフトノブがポーンとNまで戻ってくる…。
3速だけがそんな状態なんですよね…。
早速いつもお世話になってるディーラーさんに見てもらうことに。
(この時はE/G,T/Mのインシュレーター一式交換で直るかも…?と見積もりついでの相談も兼ねてました)
メカニックさんにも色々と試乗してもらったりして出た結論は…
「ミッションオーバーホールしかない」
薄々勘付いてはいました…。
3速の入りでガリ音がする瞬間とか、どうも3→2の時にもたつく時があるとか、
そもそもC60ミッション全体が油ギッシュで一昨年の車検時に指摘受けてたし…。

油ギッシュ。
ギアオイルと埃に塗れたなんとも言えぬものが表面を覆ってます。
これがまた猛烈にギアオイル臭い。
○さあ次は
ミッション開けるにしてもどこなら出来るのか、
信頼できるショップがあるのか…と色々模索しました。
そこで地元から100km離れたGRガレージという選択肢が出てきました。
ボクの地元のカスタムショップが何軒かありますが、ZZT型セリカなんて作業出来るのかしら…?
それならトヨタディーラー系列のカスタム指向なお店でGRガレージさんがあるじゃない!と。
すったもんだでカローラ店系列(セリカはカローラ店専売車種でしたので)のGRガレージ西風新都さんの門戸を叩いたのは10月終わりのこと。


今までお邪魔してきたGRガレージの中でも、広くて新しいお店なので店内を見てても本当に飽きない!
さて話を戻して現実的に幾らかかるのか。
・トランスミッション内部部品類
→各ギアニードルベアリング, 3速のドリブンギア,3速周りのスリーブ, クラッチ, フライホイール, クラッチレリーズベアリング,etc
・ついでのチューニング
→クスコ4.866ファイナルギアセット
ここに工賃10万円が入り…。
“560000円”

まあするわなあ…w
というのが本音です。
普通なら躊躇してもう乗り換えしちゃうと思いますが…
「70万までなら…」って考えてたもので。
二つ返事でゴーサインしました。
っていうかファイナルギアセットで倍っす…
普通に開けてリフレッシュするだけならこれの半額ですね…。
クラッチ関連もリフレッシュ入ってるんで十分お安くやってもらえてます。
ただボクとしてはキチg…バカっ速いHンダタイプR軍団に少しでも追いつきたいというスケベ心が働きました()
○実際にやってみたら
12月頭に入庫、そこから帰ってきたのは今年1月でした。


脂ギッシュだったミッションが脂抜きに。
フィラープラグ周辺のクラックも溶接で塞がってます。
C60って三分割構造なんですが、液体ガスケットの跡から意地でも漏らさないという鋼の意志を感じる…。
このようにしっかりと直してもらえました!
…んで結果から言うと、シフトフォークの摩耗があかんかったです。
シンクロとスリーブが悪さこそしていた訳では無かったですが、3速周りは21万キロ走行分の劣化はしていたみたいです…。
たまーに3速入れる時に異音がしていたのも解消。
ミッションオイルの漏れがあったことで、規定量から抜けてたのもアカンかったんでしょう。
このタイミングでやって無かったら、連鎖的に故障してそもそも走れなくなったかもしれません。
安心を取れただけでもやってよかったのかなと。
まあ貯蓄は空っぽなんですけどね!!!
久々に動かしてすぐわかったのは…
・クラッチの軽さ
・最終減速比がローギア化されたことで、6速からでも前に進んでくれる
・2⇔3⇔4速のステップ比自体は変わらないが、車体を押し出す力は明らかに増した
・高速での巡航もそこまで苦じゃない
…まあこんなものかなと。
ラフなアクセル操作しなければ街乗りも全然苦に感じないです。
それより結構キビキビ加速できるようになったので、
軽い車体なZZTとの相性は結構良さげかな?と思ったり。
○クローズドコースでの試し
んで今回やった目的の半分はコレです。
ファイナルギアの変更ってサーキットで効果あるの??
ってところ。
結果から言うと…
タイムはO/H前のベストから.4落ちです()
まあコレ言い訳すると、普段走ってるタカタサーキットでシフトポイントが今までと合わなくなったんですよね()
3速だけでボトムスピードから加速できる区間が増えた、
すぐ吹け上がる2速から3速へスムーズに繋げつつコーナリングしなきゃいけない区間、
2ZZのパワーバンドを維持するためにしなきゃいけない、変えなきゃいけない操作が増えた…って感じです。
3速をメインで使って、2速はボトムスピードからサッと加速するための点火剤…みたいなシフトワークが良いのかなと試行錯誤中っすね…。
3速でもしっかり加速するようになったのでホームストレートでの最高速度が10キロ近くは上がってます(*゚∀゚*)
一つ言えるのは、
コーナリングの立ち上がり、ストレートでの伸び方が明らかに良くなってます。
Defiのタコメーターからインジケーター伸ばしてパワーバンド時を表示してますが、付いてないタイミングがなかったなと٩( ‘ω’ )و
今までの伸び代がぐっと増えたのを実感してます。
おそらくクロスギアでステップ比まで変えてたらまた違った結果だったかも…?
まあその伸び代を伸ばし切れるか…みたいなのはボクの腕次第なんですが。
○総評
今回O/Hに伴って、シフトフィーリングや入り方は最高なものに。
街乗りでスッスとギア変えて颯爽と走り抜けるのがより楽しくなりました!
何よりファイナルギア変えるだけで、「なんだお前やれる子だな!」って思えるようになったのが一番大きいかなと。
値段が値段ですので手が出しにくいものではあるのが欠点ですね…。
86/BRZ用が半額よりずっと安いのズルい…
ロータス勢やカローラ系の需要があるだけまだ作ってくれるだけ有難いと思うべきですよね…。
というわけで製造から25年も経ってる車の手術をしてみたらこうなりましたヨ、みたいな記事を読んで楽しんでもらえたら…と思います!
長文失礼しました。